2月のオススメ本『ニューヨーク大学人気講義 HAPPINESS:GAFA時代の人生戦略』

2月も始まりました、ECCL今月のオススメ本です。2020年ももう1か月経ってしまったという感じですね。
それでは、早速2月のオススメ本:『ニューヨーク大学人気講義HAPPINESS:GAFA時代の人生戦略』についてレビューしたいと思います。
―目次―
本の概要
この本はニューヨーク大学の経営学の教授であるスコット・ギャロウェイの人気講義を一冊にまとめたものです。
副題にもある通りGAFA時代を生き抜き「成功」する上での原則が書かれています*。この本は[幸福の講義][成功の講義][愛の講義][健康の講義]に分かれて構成されており、それぞれのトピックに対する原則が綴られています。「身体を鍛えよ」というありきたりのものから「会社をつくるなら不景気の時を選べ」など筆者独自の視点など様々な格言が載っています。
これからの世の中を生き抜く新しい視点を身に着けたいという方にはおすすめの本です。
*GAFAとは「Google」「Apple」「Facebook」「Amazon」の4社の頭文字をとった言葉です。この4社が現代のビジネスでは大きくけん引している企業といわれています。
この本を読んだキッカケ
私がこの本を読もうと思ったきっかけは
① 表紙のスコット・ギャロウェイ教授がイケメンだったから
② 「人気講義」という言葉に流されて・・・
③ ちょっと読んでみると、別に著者が成功者ではないという点が逆に面白いと思った
2000円を切り気軽に読める本というところも魅力でした!
オススメPOINT
① 壮大な話じゃない、今の生活でもできる内容
② ちょっと考えてみれば「なるほどね」と思える話
③ 「愛」とか「健康」を取り上げている点が今までの自己啓発系にはないトピックで身近
とにかく等身大の自分でというところがこの本のキーポイントなのかなと私は思いました。
例えば、起業家の条件という節があるのですが、普通このようなトピックだとどういった力を身に着けるべきかが書かれている場合が多いと思います。しかし、ギャロウェイ教授はここで起業家になる上での覚悟やリスクについて述べています。「本当にリスクを負って起業できるの?自分売り込めるの?」といった厳しい言葉に聞こえますが、現実的で愛のあるメッセージだなと私は思いました。
[愛の講義]では「愛情表現を取り戻せ」や親を看取る際の心得、[健康の講義]では「泣きたいときには泣くべきだ」「親密さより調和を重視する」など、とても当たり前のことなんだけどできるようでできていないことが書かれています。当然、そういったことができている人が人生で「成功する」と書かれていますが、なによりこの本で書かれていることを守ることで自分や周りの人を幸せにできるのではないかと私は思います。
人によってそれぞれ成功の定義は違う、誰かと比べた「成功」ではなく自分の身の丈に合うところから始める、だからこそ自分の「成功」を手に入れられる。
そんな人生の「不変の原則」をギャロウェイ教授は教えてくれていると思います。
最後に
「あいつ転職したんだって」
「お前転職しないの?」
「あの人こんなカッコいい仕事してるらしいよ」
「あの先輩、起業するとかすごいね」
これらは果たしてあなたの本質的な「成功」なんでしょうか?
そんなことより自分の成功はもっと身近なところにあるんじゃないでしょうか?
この本を読んで気づいてほしいなと思いました。
◆編集者◆
小林航大
ECCLインターン生。趣味は読書と海外旅行。大学二年次に単身ガーナへボランティア渡航。その経験から現在大学院修士課程で国際協力や国際ボランティアについて研究中!!「とにかく世の中明るく変えたい」そんな気持ちで就職活動をしていました! よろしくお願いします!!