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社会人インタビュー#1【前編】

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社会人インタビュー#1【前編】

こんにちは!学生記者の長嶋です!

今回は、フリーランスとしてお仕事をされている高越さんにお話しを伺ってきました!
「やろうと思ったことを徹底的にやる!」と語る高越さん。
やさしい笑顔からは想像を超える人生への熱い想いが伝わってきました。


―目次―
後編インタビューはこちら




埋もれている良いサービスや人を広めたい

―現在のお仕事を教えてください。

高越さん:現在は、東京と富山を行き来しながらフリーランスとして働いていて、フィンランド語で「シャベル」の意味を表す「ラピオ」という名前で仕事をしています。埋もれているアイデアや、知られていない素敵な人など、すごくいい!と思えるものを見つけ出してサービスにしたり、すでに形になっているものを広めるためにイベント立案、マーケティング戦略を考えています。

―現在のお仕事をするきっかけは何ですか?

高越さん:一番のきっかけは、大学時代にやっていたブライダルのアルバイトです。後輩の育成をしていたときに、上司があるアルバイトの子の育成がうまくいかないと話していたんです。

そこで、その人の得意なことや苦手なことを見て、この仕事を振ってあげたらいいんじゃないか、教え方はこう変えた方がいいなと思ってやってみたら、その人が、すごく元気に働くようになったんですよ。それがすごく嬉しかったんです。

どんな人でも、人を活かす側がそういう意識を持っていたら、良いものが出てくるのではないかと思ったことがきっかけです。それが、就職活動の軸にもなりました。




―私は後輩を育てることは苦手ですが(笑)、高越さんはなぜ、そこまで育成にこだわったのですか?

高越さん:一つは高校時代にダンス部に所属していたことが理由で、チームで何かを作り上げることが好きだったこと。もう一つは自分自身がいろいろな人に育ててもらって変われたという気持ちがすごく強かったことです。

家庭環境が複雑だったこともあり、ずっと自分に自信がなかったんです。でも、そういう自分にも高校の先生がずっと期待をしてくれたり、部活やアルバイトでも一緒に頑張ろうと言ってくれる先輩がいました。だから、今度はそれを自分が後輩に返したいなと思ったんです。

―個人で独立される前は、どのようなお仕事をされていたんですか?

高越さん:新卒でリクルートキャリアに入社して、営業と企画をそれぞれ約2年間していました。家庭環境の影響もあり、自分でちゃんと稼ぎたい、強くなりたいという思いがあったので、若いうちからたくさん働かせてもらえて、たくさん挑戦できる環境はどこか考えて、当時はリクルートとベンチャーだけを受けていました。

あとは、部活やアルバイトの経験から「稼ぐだけでなく、熱中するように仕事がしたい」という思いも強かったので、自分の仕事について熱く語ってくれる人がいる会社に行きたいと思って、リクルートの社員30人くらいに会いに行ってみたんです。
その時に、純粋にこの人たちと一緒に働きたいと思ったのが最終的な入社の決め手でした。

―就職の軸が絞りこめたのは、就職活動を始めてからですか? 

高越さん:その前に、学生団体に所属して社会人インタビューを企画していたことがありました。面白い社会人や楽しそうに働く社会人に勝手に会いに行って、記事を書いてHPに投稿していました。自分もそうなりたいと思いながら、どう働きたいかは自然に考えていましたね。 


仕事として、やりたいことvsやるべきこと

―就職されてみて、大変だったことはありましたか?

高越さん:人材紹介の営業をしていたころ、営業の成績自体は悪くなくとも、自分のできなさばかりに目が向いてつらい時期がありました。
成績の良い先輩と比べて落ち込んでしまい、もっと頑張らねばと義務感で仕事をするという働き方でした。本来は「自分はこうしたい」という思いが強いタイプだったので、仕事が楽しいものから、段々とつらいものになってしまい、本当にしんどくなってしまいました。

その時に見かねた上司が「もう目標達成しなきゃと思わなくていいから、本当に自分が楽しいと思うことや、このお客さんのために頑張りたいと正直に思えることだけやってみなさい」と言ってくれたんです。

そこから自然に仕事やお客様と向き合えるようになって、「やらなきゃいけない」から「こうしたい」という主体的な提案ができるようになり、成績がさらに上がりました。
そのときに「自分がやりたいと思ったことが、仕事としても実現できる」という感覚が得られるようにもなりました。

その上司に出会ってなかったら、「仕事はしんどいもの」とか、「お金のためにわりきってやるもの」とずっと思っていただろうなと思います。


―実は私も「これやりたい!」という思いが強いタイプなので、この瞬間にやりたいことは沢山あるけど、仕事として人のためにどんなことで役立ちたいのかなと考えると、イメージがつかず悩んでいました。今の話を聞いて、自分のやりたいと感じたことを追求してもいいのかなという気がしました。

高越さん:私は“いい子のサラリーマン”を全うすることを諦めたというのが強いかもしれないですね(笑)。周りの同期は、目の前の仕事に対して疑問を持つことなく頑張ることができて、当たり前に営業目標を達成していくんです。

でも、私は、いちいちなぜだろうと思ってしまうし、もっとこうしたらいいと上司に言ってしまう。自分がそういう性格ならもう振り切って、その分自分はどうしたいのか、そのためにどんな経験を積みたいのかを、とことん考える人になろうと思うようになったんです。

上司との面談も、会社の業績に対して何をしたいとかじゃなくて、自分が3年後こうなりたいから、このお客様を担当させてくださいと言っていたので、たぶん扱いづらかったと思います(笑)。

—独立されてからは、どんなやりがいを感じていますか?

高越さん:独立後も、自分が本当に好きだなとか良いなと思っているサービスを広めることができていることや、それに対してお金を頂けている状況ができてきたことが、本当に幸せだなと実感しています。

「仕事だから」と割ってやっていた頃とは違うやりがいだなって。でも一方で、自分の気持ちや体調も全部自分でコントロールするのは、すごく難しいとも感じています。

組織ではないので、失敗したら「次はがんばろうね」ではなく仕事を切られるだろうし、自分が何かでいっぱいいっぱいになっても、別の案件先には関係ない。今までは自分のコンディションを上司がコントロールしてくれていたんだということを、辞めてみてはじめて気づきましたね。

一緒に働く同期がいるとか、見てくれていた上司がいたっていうことは、本当にありがたかったなということに1年間を通して気づかされましたし、いつかまた組織に属して働いてみたいとも思うようになりました。


後編につづく!

 後編では、高越さんの仕事の価値観や仕事への想いに迫ります!後編はこちら

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