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Career Creation STORY #8:ミクシィ(株)卯木源一さん

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Career Creation STORY #8:ミクシィ(株)卯木源一さん
今回インタビューさせていただいたのは、株式会社ミクシィで人事をされている卯木源一(うのき げんいち)さんです。卯木さんは新卒でパーソルキャリア株式会社に入社され、昨年、現在の会社に転職された社会人6年目。

インタビューでは、学生時代や転職、現在のお仕事の話、将来のキャリアビジョン等を通じて、キャリア形成における卯木さんの考え方や価値観についてお伺いしました。


―目次―

アカペラで身に付けた能力と得た仲間

―どのような学生時代を過ごしましたか?学生時代の経験で現在に活きていることはありますか?
アカペラサークルにとても時間を使っていましたね。音楽の仕事に就いているわけではないので、直接的に活かせている部分はあまりないですが、1つ目として、相手の感情を考えることは今につながっています。演出を組み立てる際に、観客の感情を考えることを大切にしていたのですが、仕事においても“依頼の仕方”“提案時の言葉使い”等を考えるときに、受け手の気持ちをよく考えるようにしていますね。

もう1つは仲間です。社会人になるとどうしても出会いの幅が狭まります。でも、大学時代の仲間には、独立した人や自分とは全然別の業界にいる人がいるんですね。こうやって、お互いに刺激し合える仲間を得られたことは本当に良かったと思っています。

「ありのまま」を求めた就職活動

―就活で大切にされていた考え方はありましたか?
学生当時、キャリア観は明確になっていませんでした。でも、1つだけ外したくない就活軸があって。それが、「ありのままの自分で働く」でした。周りに比較的大手志望の人が多かったのですが、そういった方が将来のことを考え年収を大事に就職活動していて、それ自体は全然気にならなかったのですが、志望動機になるといきなり「社会貢献」とか言い出していて、それがどうしても気になってしまいました。自分が大切だと思っている「お金」に対して、それを正直に言えないのってどうなんだろう?と・・・。偽りの自分で入社しても、入社後苦しむのは自分自身。だから、「ありのまま」を大切にしたかったんです。そんな中、ベンチャーや人材系は「あなたはどういう人?」っていう観点でみてくれる企業が多かった気がします。ある時期からは、ベンチャー企業と人材に絞って受けていましたね。

―その中でも、パーソルキャリア株式会社に決めた理由は何ですか?
パーソルが、僕個人のことを1番見てくれていたと思ったからです。この会社なら「ありのまま」に働けると思いました。だから、内定が出たその日にパーソルに決めましたね。就活もそこで終了にしたので、新卒で内定をもらったのはパーソルだけです。「内定を何社もらった」という方もたくさんいましたが、そこにこだわりは全くありませんでした。それよりも、納得のいく1社に内定を貰い、その後の大学生活をいかに過ごすかを重視していました。もちろん、じっくり考えて入社先を決めるのもアリだと思います。

―パーソルキャリアから転職した背景を教えてください。
きっかけは、自分の価値観や大事にしたいことを見つめ直したことです。パーソルは業績もよく規模拡大をしており、より社会インフラとしての価値を提供する中で、改めてどんな事業に携わりたいかなと考えたとき、「僕なりのエンタメ=無くても困らないけどあったらいいなと思うもの」に携わりたいと思うようになっていました。わざわざお金を払ってお客さんがきてくれたアカペラのライブが原体験ですね。もともと、ミクシィの「コミュニケーションを豊かにする」という理念に共感していて、入社させていただきました。

卯木源一に出会えて良かったと思ってもらう仕事をする


―現在、どのような業務に携わっていますか?また、どんなやりがいがありますか?

今は、エンジニアの中途採用を担当しています。でも、実は僕、「絶対この仕事がいい」というこだわりはありません。どんな仕事でもやりがいを感じることができると思っていて・・・。言うなれば、「卯木源一に出会えて良かった」と思ってもらえるなら満足なんです。だからこそ、仕事で関わる全ての人にそう思ってもらえるよう努力する。これが自分の仕事における根幹にあります。
持論ですが、天職に就ける人って限られていると思うんですよね。だったら、どのような仕事に就いてもやりがいを見いだせるような考え方を持っていたほうが、Happyに働けると思っています。

―大変なとき、仕事にどのように向き合っていますか?
仕事ってぶっちゃけ常に大変です(笑)。目標に対して不足している部分は日々出てくるため、抱えている課題は何個もあります。やろうと思えば誤魔化すこともできるわけですが、そんな魔が差しそうなとき、「今の自分は好きな自分なのか?」と自問自答するようにしています。やるんだったら、後悔しない選択をとりたい。こんな風に向き合ってます。

―卯木さんは、どんな人に価値提供したいと思って仕事をしていますか?
目の前にいる人ですね。言葉通り、一期一会を大事にしています。出会ったということは、何かしら縁がある。仕事だけでなく、もちろんプライベートでも、目の前の友達・家族を大切に、何かしらの価値を届けられるよう接することを心がけています。このインタビューも大事な出会いの一つですよ!

戦闘力を高めていく

―今後のキャリアビジョンがあれば教えてください。
実はミクシィには、エンタメ事業に関われるチャンスを求めて入社しました。社内で異動制度もあるので、与えられたステージで活躍し信頼を獲得できれば、異動をしたいと思ったときに、チャンスも得やすくなります。だからこそ、まずは3年後までに他の仕事も選択できる「ビジネスパーソン」になることが短期的な目標です。加えて、どこでも活躍できる人材になりたいですね。やりたいことって、その時々の状況で変わってくると思います。やりたいことが変化したときに、それを選べる側なのか否かで、キャリアの幅も変わってくる。ビジネスで戦える戦闘力、つまり基本的なビジネススキルは引き続き高めていきたいと思っています。

―戦闘力!ちなみに、それは学生の頃から意識していましたか?
いえ、違います(笑)。社会人3年目に一度、少し転職活動をしたことがあったのですが、ある面接での「あなたは何ができるの?」の質問に答えることができませんでした。その時、仕事ができるようになってきた感覚はただの“慣れ”だったことに気づいたんです。そのため、転職は一度踏みとどまり、「他の職場でも通用する人材になるには?を分解して考えながら、改めて仕事に取り組むようにしました。必死で働いて、自分でもしっかりと成長を実感できたタイミングがちょうど昨年だったという感じです。この3年目の転職活動は、社会人としての自分を振り返るいい機会だったと、とても思います。

―改めて、卯木さんにとって働くとは何ですか?
人生を彩る一つだと思っています。基本的に1週間のうち5日は働いている。人生の中で大きな割合を占める「働く」を、楽しいものとして位置づけたいですね。「働く」を自分の人生にとって意味のあるものにするのか、無意味なものにするのかは自分次第。言い換えれば、自分次第でコントロールできるということ。世の中には自分でどうにもならないことが沢山ありますが、これって、すごくラッキーじゃないですか?(笑)

決断とは「決めて断つ」と書く


―最後に、学生に向けて一言お願いします!

自分に正直になること、そして決断したことを正解にすることを大切にしてほしいです。
キャリア選択の答えは、自分の中にしかありません。こればかりは人に聞いてもわからないので、ぜひ自分の気持ちに正直になって、納得のいくキャリア選択をしてほしいと思います。

また、決断したら、それを正解にする努力もしてほしいですね。総合職採用だと、どの部署に配属されるかわからないし、自分の希望通りにいかないこともあるかもしれません。でもその企業を選んだのは自分なんです。決断とは「決めて断つ」と書きますが、もし希望通りにならなくても、潔く切り替えて、前進していってほしいですね。

インタビュー後記

卯木さんのお話の中で、「自分に正直になる」ということが印象に残りました。思い返せば、自分を偽って生きている部分は私にもあります。でも、答えは常に自分の中にあり、その答えに正直になることが幸せへの一番の近道だと改めて感じました。私にとって、就職活動は自分と深く向き合う初めての機会かもしれません。しっかりと考えて決断し、入社後は、決めたことを正解にできるよう頑張っていきたいです。

(インタビュアー:ECCL修了生 大学3年 鎌田大輝)

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