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成長につながる”本気体験”の進め方

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成長につながる”本気体験”の進め方

学生の成長支援をする中で、どのようにサポートをすればいいのか思い悩むケースも多いと思います。
今回の記事は、学生向けにキャリア支援を行っている私たちがどのようにサポートしているのかをまとめていきます。

エン人材教育財団では事業の一つとして、大学生を対象にキャリア教育事業 en Career Creation Lab.(ECCL)を運営しています。

ECCLは、若者の仕事を通じた成長の支援をしており、仕事や本業を通じて社会課題の解決に挑む人材の育成を目指している事業です。人材ビジネスで培ったノウハウを活かしながら、入社後の活躍を見据えて、キャリア選択を行うことができるようなきっかけを提供しています。


具体的には

キャリア教育プログラム

大学生向けに納得のいく進路選択をするためのキャリア教育プログラムを実施しています。入社後の活躍を見据えて、キャリア選択を行うことを目指し、サポートするプログラムです。

大学での出張キャリア講座

高校や大学に招待してもらい、ゲスト講師として登壇させていただいています。2023年度から倉敷芸術科学大学での非常勤講師としても就任しました。ECCL通信の講座レポートにて、出張キャリア講座について詳しく紹介しています。

本気体験プログラム『マジプロ』

学生に長期インターンなどに参加してもらい、振り返りのサポートをしながら、体験を通じて学びを深めるプログラムです。社会で役立つ考え方を学ぶだけでなく、本気体験として実践する場を提供しています。

今回は本気体験プログラム『マジプロ』にて、私たちがどのように学生の成長支援をしているのかをお伝えできればと思います。

私たちの情報が少しでも皆さんの課題解決のきっかけになれば幸いです。

本気体験とは

まずはじめに、マジプロで実施している本気体験とはなにか、定義を説明します。

リアルな現場であること

体験の為の体験ではない、お客様扱いでもない、リアルな現場でテーマに取り組む

顧客からの要望が高い

リアルな現場なので、求められるアウトプットも妥協が許されない

ワークハードが必要

より良い結果を求めるために、一生懸命取り組む必要がある

リターンが必ずある

経験を通じた学び、社会人からのフィードバックや金銭的リターンが得られる

上記4つの条件が揃っている体験は、より自分のスキルを高めることや誰のためにどんな仕事で役に立ちたいのかを意識するきっかけになりやすいです。そのため、長期インターンなどの経験は、学生にとって社会人になってから活躍できる環境を選ぶ軸に大きく影響します。
一方でただ長期インターンをするだけでは、学生自身の自己満足で終わってしまうケースも事例としては少なくないです。学生の振り返りをサポートし、学生が自分自身で成長を言語化することで、より一層成長の質を高めることができます。

成長につながる本気体験の進め方

では、マジプロではどのように学生の振り返りをサポートしているのかを紹介していきます。
マジプロでは、3ステップで振り返りをするのが基本の流れです。

Step.1 目標決め

マジプロでは、まず最初に参加する学生全員にCSAテストを受検してもらいます


CSA(CareerSelectAbiliy🄬)とは、「Career」「Select」「Ability」を掛け合わせた造語で、日本語にするとキャリア自己選択力という意味を持ちます。社会的な環境や自身を取り巻く環境に変化があっても主体的にキャリアを選択し、充実したキャリア実現ができる力を意味します。


まず、CSAテストを受検してもらうことで、自身のCSAのレベルを客観視し、現状把握してもらい、3か月後の目標を決定します。
具体的な目標は、「伸ばしたいCSAの項目を3つ選択し、いつまでに、どのような行動に取り組みたいか/今の自分の行動をどのように変えたいか」という内容です。

マジプロでは目標を決定後、長期インターンシップなどの本気になれる体験を、学生と一緒に探します。

Step.2 本気体験

続いて本気体験として、長期インターンに参加してもらい、学生に全力でお仕事に向き合ってもらいます。

最近は、就職活動への焦りから長期インターンシップに参加することを目的化している学生も少なくないようです。私たちは、目的や目標、長期インターンシップの経験を通じて何を得たいのかを明確にすることが大事だと考えています。

そのため「どんなことに興味があるのか」「どんな経験を得たいのか」「どんなことを知りたいのか」を一緒に整理し言語化することで、長期インターンに参加する目的を明確化するサポートをします。

その企業や仕事内容についてしっかりと調べ、目的を言語化することで自分の思いを伝えやすくなります。

本気体験の開始後は、3か月おきにCSAテストを受検してもらい、自分自身の成長や変化を実感できるようにサポートします。

Step.3 振り返り

振り返りというと「なぜできなかったのか」など反省のイメージが強いですが、ネガティブな点から注目してしまうと、「できない」イメージが強くなってしまい、学生の自信に繋げることが難しいです。
一方で私たちは「どのように成長できたのか」などのポジティブな点から振り返りをします。「できた経験」から振り返ることで成功体験を実感することができ、学生の自信に繋がりやすくなります。
ネガティブな点を振り返る場合も「なぜできなかったのか」と過去について考えるのではなく「どうすればできるようになるか」と未来について学生に考えてもらいます。そうすることで、「できない」というイメージから遠ざけることができます。

実際に振り返りをする際には目標決めをしてから3か月ほど経過したら、改めてCSAテストを受検してもらいます。

1回目と2回目のCSAテストの結果を比較したグラフが振り返りの土台です。

グラフを基に「成長に繋がったのはどのような経験が影響しているのか」を学生と一緒に振り返ります。

振り返りの観点としては

前回のCSAより高くなった項目と、考えられる要因を振り返る

どのような経験が自分自身の成長につながったのか、客観的に自分自身の活動を振り返り、言語化することで、自分自身の変容を実感できます。
言語化しておくことで、業務や活動の質も向上しますし、何より学生の自信につながります。

本気体験を通じて学生が「嬉しかった」「悔しかった」など感情が動いたことを振り返る

感情の動きに着目することで、学生自身が大切にしている価値観に気付いたり言語化するきっかけになります。学生が大切にしている価値観に気付くことで、ECCLでもキャリア選択において大事にしている「誰のためにどんな仕事で役に立ちたいか」に繋がります。

ECCLで学生の成長支援のために行っている振り返りの方法をお伝えしました。
「目標決め→本気体験→振り返り」この一連の流れを今回紹介した方法を参考に、今後活用していただければ幸いです。


ECCLにて支援した学生のCSA成長率をまとめたデータとCSAのチェックシートをPDFにて添付しています。
ぜひ、下記ボタンからご参照ください。





今後も学生のキャリア支援をしている大学や企業の方に向けて私たちの情報を共有していきます!
ECCLの活動に興味を持って頂けた方は、下記ボタンからお問い合わせくださいませ。





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