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Career Creation STORY #4:タクトピア(株)木村彩乃さん

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Career Creation STORY #4:タクトピア(株)木村彩乃さん

今回インタビューをさせていただいたのは、タクトピア株式会社で事業総括本部長兼ラーニングデザイナーとして働いていらっしゃる木村彩乃さんです。木村さんは新卒で組織人事コンサルに従事したのち、タクトピア株式会社に入社されました。現在は広報活動から人事のお仕事まで幅広く担当されているそうです。
今回は、学生時代のお話から現在の仕事に関するお話までお聞きし、木村さんがどのような価値観を持って今まで過ごしてこられたのかお話を伺いました。

タクトピア株式会社ってどんな会社?

タクトピア株式会社は、「自分の意思で自分の人生を切り開く人を増やす」ことを目指して中高生のための教育事業を行うベンチャー企業です。



―目次―


夢を見つけた学生時代 〜誰もが色んな可能性に気付ける環境づくりをしたい〜

―学生時代についてお伺いします。学生時代はどのように過ごされたのですか?
中学時代に、副部長としてうまく部活を運営できず悔しい思いをしたことがあって、それを克服するために高校生活は人とがっつり向き合える環境に行きたいと思ったんです。それで高校時代は全校生徒が80人しかいない地方の全寮制高校に入りました。

―そうなんですね。高校での生活を通して何か変化はありましたか?
その高校での経験を通して、自分の夢を見つけたんです。高校に真面目で何でも出来ちゃう非常に優秀な友人がいたんですけど、その子は小さな村から出てきた子でした。一緒に進路について話している時に「私は親に言われた通りに地元の大学に行く」って言っているのを聞いて、本人が自分の進路を能動的に考える様子がなかったことや、周囲の親や先生が本人に考えさせようとしたり様々な選択肢を提示してなかった様子をみて、環境のせいで人の可能性が狭まってしまうことがすごくもったいないと感じました。そしてその時から、「誰もが色んな可能性に気付ける環境づくり(教育)をしたい!」と強く思うようになったんです。
その夢を胸に大学に入り、幅広い視点から教育について学びました。教育に関わるインターンとかもして、大学時代は夢の実現のために奮闘していました。

夢を実現するための仕事探し


―「誰もが色んな可能性に気づける環境づくり」その夢を実現することを念頭に就活は仕事探しをされたんですか?

そうですね。大学時代はその夢の実現ができる環境を探していました。実現といっても色んな方法があるので、まずは大学でのいろんな活動を通して、可能性を狭める現状の解決策としていくつかの仮説を立て、「効果的であり、かつ自分が好きな解決策であるか」という軸で絞っていきました。結果として「人と人が関わりあうことでお互いの可能性が引き出されるような環境づくりをしたい」といった軸にたどり着き、そうしたことができる会社を探すようになりました。そんな時にちょうど出会ったのが一社目の会社です。

―なぜ一社目の会社を辞めてタクトピアに転職したのですか?
主なきっかけは、いつか来るかもしれない結婚や出産といったライフステージの変化が起きる前に、仕事でやりたいことをやりきろうと考えたことです。そう考え改めて自分の仕事を見つめ直すと、前の会社は、組織人事のコンサルの会社で、「組織を変えることで一人ひとりの可能性を伸ばす」ことを実現していました。仕事自体は楽しかったのですが、会社がまず第一においていたのは「組織の変化」だったんです。私は、第一に「個人の変化」のために働きたいという気持ちが強かった。その優先順位の違いに気づいた時に、個人の変化を第一に働きたいと感じました。

―仕事のモチベーションはなんですか?
全ての仕事は自分の夢につながっているという事実です。たとえ仕事で大変なことがあっても、「この仕事はなにに繋がっているのか?」「自分はなんのために今働いているのか?」といったゴールを意識することで、この仕事は夢の実現につながっているから妥協しちゃいけないんだと思い仕事に励むことができます。

「自分が納得した人生を送れるか?」〜会社選びをする上で大切にしてほしいこと〜

―会社選びのときに、「やりたいことを出来る会社にいくか、それとも将来自分の役に立ちそう(スキルが身につく・福利厚生が充実している 等)だけどやりたいことは出来ない会社に行くべきか」迷う学生も多いと思うのですが、木村さんは会社選びのときに迷いなどはありましたか?

ありました。見ていたのはベンチャーばかりでしたが、ベンチャー企業の中でも圧倒的に成長スピードが早いことで有名な企業に行くか、それとも本当にやりたいことが出来る企業に行くか迷っていました。成長してから好きなことをやるのでもいいかなって思ってたんですよね。ですが、ある日こんなことを言われたんです。「やりたいことを実現できる会社とそうでない会社は、異なる2つの山だと思えばいい。違う会社に行ってから本当にやりたいことをやるっていうのは、別に登りたくない山を一回登って、その後登りたい山に登るのと同じだ。遠回りなんだ。君が目指す山があるのなら、最初からその山に登っててっぺん目指した方が近道だろう。」この言葉に私は納得して、自分がやりたいことを出来る企業に行くことを決めました。

―仕事を選ぶ上で、学生のみなさんにアドバイスはありますか?
この仕事を選んだら納得して人生を過ごせるのか?ということを意識して仕事選びをしてほしいです。世の中には、「今週も嫌だけど我慢して働いて、週末息抜きしよう」という考えの人もたくさんいるのはわかっています。でも、我慢をするのを前提にせず、「人生を楽しみ切るためにはどういう選択がいいのか?」という基準で仕事を選ぶとハッピーになれると思います。

木村さんにとって仕事はどんなもの?


―木村さんのこれからのキャリアビジョンを教えて下さい!

今は、自分のこれからのビジョンと会社のビジョンが完全にマッチしているんです。会社のゴールである「人と人が関わりあうことでお互いの可能性が引き出されるような環境を作り、さらにその環境を社会の当たり前にすること」、これが私の今の目標です。さらにその実現にあたって、自分の要素を盛り込んだ教育も実現できたらいいと考えています。教育の他に、建築やアウトドアにも興味があって、そうした自分が好きなものを仕事の中に盛り込んでいけたら幸せだろうなと考えています。

―改めて、木村さんにとって仕事とはどんなものですか?
私にとっての仕事は、「人生のミッションを達成するための活動」です。どうしてそんな風に考えるようになったかというと、小さい時母からもらった手紙に「人生には必ずミッションがあって、それを成し遂げるために人は生きている。だから、あなたにもミッションが見つかるといいね」って書いてあったんです。それを読んだ時、私の頭の中ではミッション=仕事という認識をして、それから「自分のミッションとはなにか?どんな仕事をしたらミッションを果たせるのか?」とよく考えるようになりました。だから小さいときからずっと仕事について考えていたし、仕事をするのが待ち遠しかったんです(笑)

「自分のやりたいことがわからない」そんな人たちへのメッセージ

―お話を聞いて、木村さんは自分のやりたいことに忠実に仕事選びをされたことがわかりました。でも、そもそも「自分のしたいことがわからない」学生も多いと思うのですが、自分が本当にやりたいことに気付くコツはありますか?

自分の感情に敏感になることが大事だと思います。最近は、自分の感情に疎い人が多いなと感じています。本当はみんな心が動かされる瞬間があるのに、その動きに気づかない。どんなに小さいものでも自分の感情を感じ取ってあげて、自分の好きとか嫌いを大切にするだけで、「自分はこういうことがしたい」というものが見つかるはず!でも自分の小さな感情の変化ってすぐに忘れちゃったりするものです。私は自分の感情に対して常に敏感になるために、自分の部屋を感情が動いたものだけで埋め尽くしています!一度家具をほとんど捨てて、自分の感情が動く新しい家具を選んでみることも試しました。皆さんもぜひ試してみてください(笑)


インタビュー後記

今回のインタビューでは、木村さんは終始楽しそうに仕事についてお話をしてくださり、仕事に対するイメージがポジティブなものになりました。自分の気持ちに正直に仕事を選んだ木村さんが幸せそうに仕事について話す姿を見ると、「これやりたい!実現したい!」という気持ちに正直に仕事を選ぶことの大切さを強く実感させられました。私は行動するときに周りに流されることもありますが、今一度自分を振り返り、「自分は本当は何をしたいのか?」を常に考えながら生きる人生にしていきたいです。
木村さん、お忙しい中お時間をいただき誠にありがとうございました!

(インタビュアー:ECCL修了生 大学3年 戸上茉莉花)


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