本の概要

この本には、とある25社に所属する1万8000人のビジネスパーソンたちの働き方を分析した結果見えてきた、成果を出すための行動と思考のルールがわかりやすくまとめられています。

例えば、上位5%の社員の思考や行動の特徴としては、「経緯よりも結果を重視している」「完成度が20%で意見を求める」「メールの返信が15分以内」などがあり、一方で残りの95%の一般社員は、「達成感よりも作業充実感に浸る」「長時間かけて膨大な資料を魂込めて作る」などがあるようです。

このような様々な思考や行動の特性を具体的な事例とともに紹介されているため、学生の私たちでもイメージしやすく、普段の活動の中でも実践可能な特徴を学ぶことができます！

この本を読んだきっかけ

「“幸せな働き方”に興味を持っていたから。」

実は私は、この本のタイトル見た時にはこれを読もうとは思っていませんでした（笑）「トップ5%の社員」と言われると、とにかく効率的にどんどん成果を上げて出世していきたい人たち向けなのかなぁというイメージを持ってしまっていて・・・。

一方で、まだ企業に入社もしていない私の中には、「とにかく成果を出していこう！！」という勢いがそこまであるわけではなかったんですよね。むしろ人間なのだから、非効率的な側面も楽しみながら生きていたいなぁなんてことすら思っているタイプです…（笑）

でも、この本の帯に書かれた「16万人の働き方改革を支援した著者が語り尽くす」という言葉が目に入ってきたんです。もともと「どうしたら、一人ひとりがイキイキと、幸せに働ける環境や組織って作れるのかな？」ということに関心を持っていたので、「働き方改革を支援した著者」に急に興味が湧いてきちゃって、本を手に取りました。

おすすめポイント

1. 効率的に成果を出し、イキイキ働くヒントを得られる！
この本には、上位5%の社員の行動と、残りの95%の一般社員が良かれと思ってやってしまう行動が項目ごとにまとめられています。こういった仕事をする上での考え方や習慣を知っておくことで、入社後の活躍イメージを持てることは、「これから就活をはじめるよ！」という学生の皆さんにとっても、「すでに就活は終えてこれから入社するよ！」という学生さんにとっても、とても有意義なことだと考えています。
また、意外にも、成果をあげるための行動や思考はシンプルなものばかりなので、「学生の自分にも、これは実践できそう！」というものが多くありました。成果を上げる人たちの習慣を知るだけでなく、自分に取り入れていけるのもこの本の魅力だと感じています！

2. 自分の強み弱みを認識できて、ちゃっかり自己分析に繋がる！
この本を読むもう1つのメリットは、読みながら自己分析も出来てしまうことだと思っています！社員の行動特性ひとつひとつを読んでいきながら、「これは自分に足りていない視点だったな〜」とか、「あ、意外とこれは自分も日頃から出来ているぞ！」といったように、自分の普段の活動を振り返ることが出来ます。
このように、これから仕事をしていく上で、強みになりそうなポイントと弱みになりそうなポイントを整理していくことは、就活生にはもちろん、就活を終えてこれから企業で働くことが決まっている方にも、すごくおすすめです！ぜひこの本を読んで、自己理解も深めてみましょう〜！

最後に

「この本を読んだきっかけ」の項目でもお伝えしましたが、私自身、もともとは「効率的な成果の出し方」にそこまで関心を持っていませんでした。でも、この本を読んだことで、「効率的に成果を出すことでこそ、価値提供したい相手や一緒に働いている人、さらには自分自身を幸せにすることができる」と感じるようになりました。
残りの学生生活では、何かの活動をしている「過程」以上に、何のためにそれをやるのかという「目的」と、それを実現するという「結果」にこだわりを持って、活動していきたいです！

Writer：長嶋美奈

ECCLインターン。
2年間の休学を経験し、アメリカのWalt Disney Worldで勤務したり、世界中の青年と共に船で太平洋を横断したり。就職活動では、1年半かけて徹底的に自分自身のキャリアに向き合い、最終的には納得感を持って外資系IT企業への入社を決める。現在は立ち上げた学生団体の運営、高校生向けの教育事業ボランティア、長期インターンなどに取り組みながら、残りの学生生活をエンジョイ中！