本の概要

「21世紀のインフラ」とも言われるAI。GoogleのCEO、サンダー・ピチャイ氏は「AIは火や電気より大事なものだ」と発言し、Amazonの元チーフサイエンティスト、アンドレアス・ワイガンド氏は「データは21世紀の石油」という言い方をしています。

全てのビジネスパーソンが、AIと無関係ではいられなくなったこの時代に、私たちはどのようにAIを活用してキャリアを築いていけるのか？
この本には、そもそもの時代背景の流れや、AIとは？という基本的な前提知識の解説からはじまり、AI人材になるための方法や必要なスキル、それを向上させるためのヒントなどが分かりやすく示されています。

IT企業に就職される方はもちろん、非IT企業に就職される方にこそ、これからのキャリアを考える上で参考にして頂きたい情報が盛り沢山の一冊です！

この本を読んだきっかけ

「お恥ずかしながら、IT企業に就職予定なのに、AIについての知識が皆無だったから。」

私自身、来年度からは、日本のあらゆる企業に対してDX推進のお手伝いをしているIT企業に入社する予定なのですが、お恥ずかしながらAIやITに関する知識はほぼ皆無でした。就活を終え、改めて入社後のキャリアについて考えていたタイミングで、たまたまこの本と出会いました。

これまでも、キャリアデザインに関する本は沢山読んできたのですが、「AI×キャリア」という切り口で書かれた本に初めて出会い、AIに関する知識を深めつつ、自分の将来のキャリアを再考できる良い機会になりそうだと感じ、この本を読んでみることにしました！

おすすめポイント

2. 将来どのようなキャリアを築きたいのか、ヒントを得られる！
上述したように、この本を通して、ビジネスにおけるAIの重要性や具体的な導入事例を理解できると同時に、AIを活用したキャリアの幅の広げ方についても学ぶことができます。データサイエンティストやデータアナリスト、エンジニアなどのスペシャリストの仕事内容や適性などの解説に加え、「営業×AI」「人事×AI」など、非IT企業のビジネス職とAIの掛け合わせによってどのようにキャリアを広げていける可能性があるのかについても、具体的な事例も踏まえて解説されています。
どの領域でもAIの活用可能性があるからこそ、これから就職していく全ての学生の方々にとって、自身のキャリアを考えるヒントを得られると感じています。

最後に

実は私自身、もともとはAIやITテクノロジーにすごく関心を持っていたわけではありませんでした。でも、この本を読んでみたことで、ITに興味があるとかないとか、好きとか嫌いとかに関わらず、全ての人が理解し使いこなすべきツールであると実感し、AIについてさらに理解を深めたいと感じるようになりました。そして今は、AIという要素を意識してキャリアを考えていくようになりました。
だからこそ、AIにあまり関心がない学生さんや、非IT企業に就職予定で、自分にAIは無関係だと感じてる学生さんにこそ、ぜひ読んで頂きたいです。

Writer：長嶋美奈

ECCLインターン。
2年間の休学を経験し、アメリカのWalt Disney Worldで勤務したり、世界中の青年と共に船で太平洋を横断したり。就職活動では、1年半かけて徹底的に自分自身のキャリアに向き合い、最終的には納得感を持って外資系IT企業への入社を決める。現在は立ち上げた学生団体の運営、高校生向けの教育事業ボランティア、長期インターンなどに取り組みながら、残りの学生生活をエンジョイ中！